ケミカルバイオロジー研究グループ(終了)

Outlines:

PC-12細胞にNGFのような神経栄養因子を作用させると、MAPキナーゼのリン酸化活性が上昇することが知られている。このことから、NGFによる樹状突起の伸長は、MAPキナーゼを介するシグナル伝達系により誘導されると考えられる。またこれは、NGFの作用を阻害する物質はMAPキナーゼ阻害剤である可能性も示唆している。MAPキナーゼ阻害剤を探索することを目的として、PC-12細胞を用い、NGFによる神経分化誘導を抑制する物質をスクリーニングする。 (前項目 1.(2)も参照してください)

References:

  1. H. Kakeya, I. Takahashi, G. Okada, K. Isono, H. Osada.
    Epolactaene, a novel neuritogenic compound in human neuroblastoma cells, produced by a marine fungus.
    J. Antibiotics, 48, 733-735 (1995).

  2. M. Matsumoto, T. Sudo, M. Maruyama, H. Osada, M. Tsujimoto.
    Activation of p38 mitogen-activated protein kinase is crucial in osteoclastogenesis induced by tumor necrosis factor.
    FEBS Lett., 486, 23-28 (2000).

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